PDF画像をlatex文書に埋め込む

昨日からOffice 2008 for Macを使っている。早速今日、Excelを使ってジャーナルに載せるグラフを作り、いざ画像ファイルで保存しようとしたときに固まった(自分がね)。今までWindowsでグラフを作っていたときは一度EMF形式で保存し、wmf2epsを使ってEPS形式で保存していた。EPS形式はベクタグラフィックスなので、論文に貼付けるときにサイズを変更してもきれいに出力されるから。だけど、Mac ExcelにはPNGJPEG、PDF、GIF、BMPしかない。このうちベクタグラフィックスで画像を保存できるのはPDFしかなく、PDF画像をlatexで使うための方法を調べたのでそのメモ。
最初に見つかったのはR wiki内のページ。
Rによるpdf画像のLaTeXでの利用(ただしMacintoshの場合) - RjpWiki
このページによると、graphicxパッケージを使って、includegraphics命令を使えば挿入できる。だけど、bbオプションを使って画像のピクセル位置を自分で指定しなければならない。これはめんどくさい。
そこで、もうちょっと調べたら以下のページが見つかった。
graphicsパッケージのdvipdfmドライバでpdf画像のサイズを直接取得する
このページで配布されている「mediabb.sty」スタイルファイルを使えば、bbオプションを指定せずにincludegraphics命令でPDF画像を挿入できるという。実際、latexのソースファイルに次のように命令を書いたら見事PDF画像が挿入できた。

\usepackage{mediabb}
\usepackage{graphicx}

...

\begin{figure}[tb]
\includegraphics[width=7.5cm]{fig/neighbor.pdf}
\caption{隣接通信の実行時間}
\label{fig:neighbor}
\end{figure}

作者さんに感謝。このスタイルファイルは大事に保存しておこう。