バルセロナ出張 6日目

今日はバルセロナ最終日。
今までと同じ、朝8時に起き、朝食を取り、シャワーを浴びた。10時頃、昨日買わなかったお土産を買いによく使っていたスーパーまで行ってみるが、やはり閉まっている。うーん、昨日のうちに買っておくんだった。仕方ないので駅まで行き、食料品を売ってる店を探すことにした。あった、1軒だけ。そこで瓶詰めのオリーブオイルと、魚介類の缶詰をいくつか買った。そのままホテルに戻り、荷造りをしているといつの間にかに11時過ぎ。できることならカタルーニャ美術館内を見学したかったんだけど、もう無理。仕方が無いので、ホテルをチェックアウトした後に、入り口付近まで歩いて見に行くことにした。
12時直前にホテルをチェックアウト。最後、部屋に行きに成田で買ったTOPPOをチップ代わりにおいて・・・捨てられちゃうんだろうけど。難なくチェックアウトは終わるものと思っていたけど、ちょっとした問題が発生。僕は支払ったホテル代には朝食代も含まれているものかと思っていたんだけど、実際には違って(実際レシートを確認すると朝食代が含まれていない金額だった)、チェックアウト時に要求されたんだ。しかもキャッシュじゃなきゃ受け付けられないと。仕方なくキャッシュで払ったところ、僕の手元に残ったのは3ユーロ強。これじゃ空港までのレンフェ代にしかならない。まぁ、ほぼぴったりキャッシュを使いきれるのはうれしいことなんだけど、ちょっと早すぎた。本来なら残りのキャッシュを全てお土産に使う予定でもあったし。
予想外の問題が起きたチェックアウトを完了した後に、ホテルに荷物を預かってもらい、カタルーニャ美術館まで歩いていった。カタルーニャ美術館は小高い丘の上にあり、階段で歩いていかなければならない。暑いせいもあってか、美術館の入り口に着くころには汗びっしょりになっていた。だけど、ここからの景色は最高によかった。バルセロナ全体を眺めることができる。サグラダ・ファミリアも確認できた。日陰で休みつつ、汗が引くまで景色を楽しんだ。
その後ホテルに戻り、荷物を受け取り、サンツ駅に向かい、エル・プラット空港行きの列車に乗った・・・。つもりだったんだけど、違う列車に乗ってしまった。列車に乗り、異様に長い時間乗ってる気がしたので、他の乗客に尋ねてみたところ、空港に行かないことを聞き、いてもたってもいられない気持ちになった。万一飛行機を逃すことがあると、クレジットカードの残高が少ないので、チケット買えないかもしれないし、とか思いつつ。心配で胸が苦しくなったよ。ためしに腕の毛をむしってみたけど、痛みも感じないほどに。
特急に載ってしまったせいか、15分くらいその列車に乗ることになった。最初に着いた駅(Gava駅)で降り、サンツまで引き返すことにした。駅で15分くらい待った後に列車が着たのでそれに乗った。その中で路線案内を見ると、僕が間違って乗った列車と空港行きの列車は途中まで(サンツからの)経路が同じだったことに気がついた。そこで、サンツより1つ手前の駅で降り、空港行きの列車を待つことにした。15分ほど待ったところ、列車が着たので、それに乗ったら、やっと空港に着いた。1時間ほど時間をロスししまった。そのため、空港でお土産を選ぶ時間があまり取れなかった。
でも、この列車のミスはいい心の運動になったよ。こんな「やばいな」って気持ちには滅多になれないと思うんで。助けてもらえたのもうれしかったな。スペイン人いい人だと思った。ちなみに、今回いろいろな人に話しかけて助けてもらったんだけど、そのとき、若い人ほど英語が通じるんだな、と感じた。
空港では急いでお土産を買い、搭乗開始ギリギリに搭乗口に行った。いつ搭乗開始なのかゲートにいる人に聞きに行ったところ、ちょうどそのタイミングで搭乗が開始された。ので、1番遅く来た僕が1番に搭乗しちゃったわけ。しかも僕の座席は1番後ろの列の1番最後の番号。まぁ、確かに後ろから入った方が効率いいだろうね。でも結局はバスで移動するだけだったので、飛行機に乗るときは僕は1番には乗れなかったんだけど。
2時間弱のフライトの後、パリのシャルル・ド・ゴールに到着した。今回もエールフランスの便だったのでターミナルBに着いた。またANAのあるターミナルAにまでバスで移動しなければならない。その時間約15分。シャルル・ド・ゴールは広いなぁ、と再認識できた。ANAの便の搭乗手続きのとき、座席が空いていないのか、エコノミーからプレミアエコノミーにアップグレードしてもらえた。超ラッキーだった。手続き後、搭乗までの1時間、お土産屋とか何も無かったので、ずっと席に座って本を読むことにした。周りには日本人ばかりいることに驚いた。
搭乗後、プレミアムエコノミーの良さに驚いた。最前席で足が伸ばせたこともあるけど、座席がエコノミーとだいぶ違う。座席1つあたりのスペースもエコノミーより広いし、背もたれの頭部には枕みたいなのがあり、座席の下には足置きもある。おまけにスリッパも付いてきた。行きがずっと窓際の窮屈な席だったので、それに比べたらはるかに快適だった。11時間半のフライトも苦じゃなかった。
さて11時間のフライトも終わり成田に到着し、僕の今回のバルセロナ出張は終わったわけだけど、最後に成田でも発見があった。荷物受取所付近に麻薬取締り犬が何匹もいた。今回の前の海外旅行は1年前の2月だったんだけど、確かそのときはいなかったと思ったんだよね。大丈夫だとは思ってはいたものの、犬にバッグをかがれたときにはちょっと緊張した。
これで本当にお仕舞い。この後はまっすぐ家に戻った。実は僕が家で休んでいる間に、研究室で飲み会をやっていたと言う話を聞いて、ちょっとがっかり。