家族旅行 1日目

今日は7、8年ぶりに家族旅行に行った。場所は東北の平泉方面。なんでかって言うと、下の妹が「義経」にはまってるから。

スケジュールは今日出発し、鳴子温泉で一泊し、翌日に帰るというもの。温泉にたどり着くまでに、中尊寺達谷窟毘沙門堂厳美渓に立ち寄った。

朝8時に家を出て、ちょうど昼ころに中尊寺に着いた。そこでは中尊寺本堂、金色堂だけでなく、弁慶を祭っている寺院、弁慶の墓、能の舞台も見た。小高い山の上にあるおかげで、木々が開けているところからは遠くが見渡せた。

次に、厳美渓に向かったのだが、その途中に岩の中に寺がある面白いところを見かけたので、寄り道をした。そこが達谷窟毘沙門堂。岩山の一部を削り取って、そこに寺が入るように建てられた寺院だった。面白いつくりだったが、まぁ、それだけだった。

今日、最後に立ち寄ったのが厳美渓。青いきれいな水の川が流れている小さな岩場からなる渓谷だ。岩を見ると、丸くくりぬかれている感じだったが、周りの人が話していることを聴いてみると、これは水の渦によるものらしい。何年かければ、あんなにくりぬけるんだろう。
対岸のだんご屋とこちら側の崖をロープで結んであるのを見た。そのロープには桶がぶら下がっていて、客がその桶にお金を入れると、だんご屋が桶を引き寄せて、だんごを入れて返すというものだ。変わったサービスで、他では見れないだろうけど、意味が分からないものだ。

鳴子温泉には18時ちょっと前に到着した。泊まった旅館は「ますや」というところ。鳴子温泉は温泉街とのことだが、あまりそんな感じじゃなかった。悪い表現だけど、単なる田舎町って感じだった。旅館はいくつもあったけど。でも、こけし屋がいっぱいあったのは珍しかったな。さすが、こけしの名産地なだけはあると思った。

温泉には3回入った。最初にホテルの外にある公衆浴場。後2回はホテルの共同浴場。料理はまぁまぁだった。量がなかなか多かったので、夜中遅くまで読書していてもおなかがすくことは無かった。

ちなみに、今読んでいる本は「海辺のカフカ」。上・下巻とあるのだが、なかなか面白くて、すぐに読破できちゃいそう。