MacOS -fink +Xcode 3.1 +MacPorts
MacPortsの方が研究や開発で便利なソフトウェアが多そうなのでfinkからMacPortsに乗り換えることにした。finkもMacPortsも、同じパッケージ管理ソフトだって言うことで共存は好ましくないようなので、finkをアンインストールしてからMacPortsをインストールした。このとき、ついでのXcodeも3.1へとバージョンアップした。以下にその作業メモ。
finkをアンインストール
$ sudo rm -fr /sw $ vi ~/.zshenv (.prifile)
僕の環境では.zshenvは.profileへのリンクとなっている。.profileからfink関連の環境変数を削除。念のため、削除前に/swはtarで固めてバックアップしておいた。
Xcode 3.1をインストール
Xcode 3.0も3.1も共存できるとのことだけど、3.0を残しておく理由が特になかったので、まず3.0をアンインストール。
$ sudo /Developer/Library/uninstall-devtools --mode=all $ sudo rm -fr /Developer
中身はほとんどからだけど、/Developerディレクトリだけ残ったのでとりあえず削除。
Xcode3.1はApple Developer Centerからダウンロードしてきて指示とおりにインストールした。/Developerディレクトリ以下の容量が3.0の1.4Gから3.1の2.1Gへと700MBも増えた。iPhone SDKのせい?
MacPortsをインストール
MacPortsのサイトからLeopard版バイナリインストーラのバージョン1.6をダウンロードして、指示に従いインストール。.zshenvを編集して環境変数をセット。こんな感じ。
# pathes PATH=~/bin:/usr/local/bin:$PATH MANPATH=/usr/local/man:$MANPATH # MacPorts PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin:$PATH MANPATH=/opt/local/man:$MANPATH export PATH export MANPATH export EDITOR=/usr/bin/vi
global、lv、nkf、wgetをインストール。最後にインストールしたパッケージの中間ファイルを削除。installedはインストールされているパッケージ群を示す疑似パッケージ。
$ sudo port selfupdate $ sudo port install global $ sudo port install lv $ sudo port install nkf $ sudo port install wget $ sudo port clean --all installed
MacPortsの使い心地
正直コマンドの使い心地はfinkの方がよかった。zsh上でfinkを使うと、タブでサブコマンド候補を挙げてくれるので。MacPortsだと、どんなサブコマンドがあるか、いちいちマニュアルで調べないといけない。シェルでオートコンプリートできるようにしてほしい。
一方でパッケージの量と質はMacPortsの方が優れていると思う。nkfやwgetのバージョンはfinkよりもMacPortsの方が新しかったし、globalやmetis、mpichなど、finkにはないパッケージもMacPortsにはあったので。研究用のソフトウェアがそろっているMacPortsの方が僕の用途には合ってる。